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ビアンキの事故を受けロールバーのクラッシュテスト基準見直しも?

2014年10月21日(火)16:49 pm

F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が、10月5日(日)に鈴鹿サーキットで行われたF1日本GP(第15戦)決勝中に起こったジュール・ビアンキ(マルシャ)のクラッシュ原因と今後の対策を検討するための事故調査委員会を設置し、20日(月)にそのメンバー構成などが発表された。

FIA会長であるジャン・トッドによって導入されたこの事故調査委員会では、黄旗が振られている状況における新たな進行手順や、クラッシュしたクルマの撤去作業にあたる作業車の周囲に安全柵を設ける件などについての検討も行われる予定であることがすでに明らかになっている。

『Omnicorse(オムニコルセ)』は、さらにF1カーに設けられているロールバーのクラッシュテスト基準をさらに厳しくすることも検討されるかもしれないとしている。この件についてはすでに数日前にFIAのF1競技委員長であるチャーリー・ホワイティングから各チームに文書が送付されているという。

鈴鹿サーキットで起こった事故では、作業中のクレーン車の下に潜り込んでしまったビアンキのクルマのロールバーが削り取られてしまっていた。『Omnicorse(オムニコルセ)』によれば、FIAは側面クラッシュテストの合格基準を現在の50kN(約5トンの重量に耐える強度)からさらに高めることを検討しているという。

既報の通り、昨年までメルセデスAMGのチーム代表を務めていたロス・ブラウンや、今年4月までフェラーリのチーム代表を務めていたステファノ・ドメニカリなどを含む事故調査委員会では、今年12月3日に予定されている世界モータースポーツ評議会の会合において、調査結果ならびに今後に向けた対策などを発表することになっている。

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