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F1日本GP、台風18号の影響で決勝スタート時刻繰り上げの可能性も?

2014年10月03日(金)16:39 pm

F1日本GP(5日決勝)のパドックで最も大きな話題となっているのがフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)の去就に関するものであることは間違いない。だが、それ以上にF1関係者の心配の種となっているのは、決勝が行われる5日(日)の天候のようだ。

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「F1関係者全員が天候のことを気にしているよ」

フランスのラジオ局『RMC』にそう語ったのはロータスのロマン・グロージャンだ。

「台風はそれほど遠いところにあるわけじゃないし、現在の予報を信じるなら、午後3時からレースをするのは難しいんじゃないかな」

実際のところ、F1は鈴鹿でのレースが終えるとすぐに、翌週に予定されているロシアGP(12日決勝)のための準備に入るしかなく、もし日曜日の決勝が台風の影響を受けても、それを翌日に順延することなどはできない。

こうした状況を受け、鈴鹿で行われたFIA(F1統括団体である国際自動車連盟)のF1競技委員長であるチャーリー・ホワイティングとチーム首脳陣やF1最高責任者であるバーニー・エクレストンによる会合において、決勝開始時刻を早め、5日の午前中にスタートさせることが議論されたようだ。

さらに、土曜日の決勝後にレースを行うという案も検討されたと伝えられている。

この会議において中心人物となったのは、天気予報サービスを行う『UBIMET』の気象学者であるクレメンス・トイチュだ。トイチュはドイツの『Welt(ヴェルト)』に対し、台風は日曜日には鈴鹿に「危険なほどに接近」するだろうと次のように語っている。

「レース管理者は、ドライバーや観客の安全面ということについても、状況を分析することになると思う」

「次のレースであるソチが行われるのはたった7日後だ。だから、(日本GPの)レース開始時刻を前倒しすることは有望な対策になるだろう」

「日曜日に雨が降ることは間違いない。だが、(開始時刻を早めれば)少なくとも時間を稼ぐことができるだろう」

そう語ったトイチュは、「だが、それを決めるのは私ではないがね」と付け加えた。

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