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フェルスタッペン、鈴鹿デビューを前に17歳の誕生日を日本で迎える

2014年09月30日(火)10:47 am

来季、F1史上最年少レースドライバーとしてトロロッソから参戦することになっているオランダ人ドライバーのマックス・フェルスタッペンが、今日9月30日(火)に日本で17歳の誕生日を迎えた。

今週末のF1日本GP(10月5日決勝)の金曜フリー走行1回目(10月3日)で17歳でF1ドライバーとして初の公式走行を行うことになるフェルスタッペンだが、その父親であるヨス・フェルスタッペンも元F1ドライバーだったことはよく知られている。

1994年のベネトンを皮切りに、アロウズやミナルディなどで活躍していたヨスだが、マックスが生まれた1997年にはティレルに所属しており、フィンランド人ドライバーのミカ・サロとともにシーズンを戦っていた。マックスが9月30日に生まれたことで、ヨスもその年の日本GP(10月12日決勝)へ向かう前に、生まれたばかりの息子の顔を見ることができたという。

父親のヨスもF1で107レースを戦った経歴を持っているが、ベルギー生まれの母親ソフィーもカートの世界ではよく知られたドライバーであり、さまざまなカート大会でF1ドライバーさえ打ち負かす活躍をしていたという。この両親のもとに生まれたマックスは、まだ歩けないうちからカート場やサーキットが生活の一部となっていたといい、そうした血筋や環境が、17歳という若さでF1デビューを可能とした才能につながったことは間違いないだろう。

7歳にして初めてカートレースに出場したマックスは、それから順調にカートキャリアを積み上げ、10年でモータースポーツ最高峰のF1にまで駆け上ったことになる。しかも、フォーミュラカーのレースを始めたのは今年になってからという異例中の異例となるスピードでのF1昇格だ。

鈴鹿サーキットで初のF1公式走行に臨むマックスだが、本人も「数ヶ月前には想像もできなかったことだ。それがもうフリー走行に出走できるんだから、まさに夢のようだよ」と語っている。オランダも日本同様18歳にならないと自動車運転免許を取得することができない。一般公道を走るための免許も取れない、日本では高校2年生にあたる年齢の少年が、F1の舞台で、鈴鹿という世界最高レベルのサーキットでどういう走りを見せるのか、注目したいものだ。

「新記録を作るために行くんじゃない」フェルスタッペン鈴鹿プレビュー

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