レッドブルのセバスチャン・ベッテルとダニエル・リカルドが、鈴鹿サーキットで行われるF1第15戦日本GP(10月5日決勝)に向けて意気込みを語った。
■セバスチャン・ベッテル「鈴鹿のファンは特別」
「僕にとって鈴鹿はすごく験のいいサーキットだ。3回優勝したことがあるし、2011年にはチャンピオンを決めるという素晴らしい経験をした」
「鈴鹿はすべてが素晴らしい。カレンダーの中で匹敵するのはスパくらいだろうね。すごくやりがいのあるサーキットで、中でも高速コーナーがたくさんある第1セクターは特にやりがいがあって楽しい部分だ。でも、そのあとのスプーンコーナーもテクニックを求められ、すごく難しい。130Rもそうだね」
「ここのファンは本当に特別だ。雰囲気も最高。F1にかかわる人間の仕事を心から称えてくれる。それを見られるのは素晴らしいよ」
■ダニエル・リカルド「一番の部分はデグナー」
「鈴鹿はすべてがいいけれど、中でも第1セクターは楽しくてしょうがないね。夢のコースだ。高速の方向転換が続くS字、難しいダンロップコーナーを抜けて、その次が一番といっていい部分、デグナーの8コーナーと9コーナーだ」
「8コーナーは限界で踏ん張る。本当に狭くてミスの許される余地がまったくない。でも、できるだけ攻めたい場所なんだ。そしてクルマを立て直しながらブレーキを踏んで、バンクのついた右コーナーへ、うまくいってくれと願いながら飛び込む。失敗したら一巻の終わりだ。それを53回続けてやるのは、本当に大変な仕事だよ」
「たぶんテレビではよく分からないと思うけれど、ジェットコースターみたいなコースなんだ。谷底へ下りおりて、また上る。水平の部分はほとんどないよ」