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メルセデスAMG、同士討ちを受けてチームオーダー再考へ

2014年08月25日(月)21:37 pm

圧倒的な強さを誇っているメルセデスAMGだが、F1第12戦ベルギーGPでの同士討ちを受けてチームオーダーについて再考を迫られている。

【結果】F1第12戦ベルギーGP決勝の順位、タイム差、周回数

メルセデスAMGは、ベルギーGP序盤にトップを走っていたルイス・ハミルトンにニコ・ロズベルグが接触し、結果的にハミルトンはリタイア、ロズベルグも2位に終わり、ライバルのレッドブルに優勝をさらわれてしまった。

メルセデスAMGはこれまで、2人のドライバーにコース上でバトルすることを許してきた。その方針を考え直すかと聞かれ、ビジネス部門のエグゼクティブディレクターであるトト・ヴォルフは「残念ながら」と認めている。

「まだ決定はしていない。今後数日のうちには決める。だが、私は非常に動揺しているよ。裏切られた気持ちだし、チームもがっかりしている。われわれはルールを明確にしてきたが、そのルールもすでに破ってしまった」

「われわれは皆レースファンだし、ドライバーをコース上で競わせる義務がある。だが今日メルセデスAMGは、その哲学のために貴重なポイントを大量に失った。レースファンであったために、アブダビ(最終戦/11月23日決勝)でタイトルを失うようなことは望んでいない」

「素晴らしいレース、素晴らしいバトルだとしても、最終的に馬鹿を見たら、何の意味もないじゃないか」

「チームオーダーという言葉は嫌いだ」とヴォルフは続ける。

「だが、それについても話し合われる」

「どちらのドライバーもよく理解していると信じていた。だがこうしたことが起きた以上、新しいシステムが必要だ」

「同じことは起きてはならないし、起こさない」

これまで最も声高にチームオーダーを批判してきた非常勤会長のニキ・ラウダも、次のように話したと『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が伝えている。

「これまでの方針を守れると思う。だが、何も約束はできない」

「ドライバーは自分たちのやっていることが分かっている、というのがわれわれの信念だ。だが2周目で接触事故が起きたということは、そうではないということになる」

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