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【正式発表】トロロッソが来季のドライバーを発表。現在16歳のフェルスタッペンのF1デビューが決定

2014年08月19日(火)7:21 am

トロロッソが早くも来季のドライバーラインアップを発表。うわさされていた若手オランダ人ドライバーのマックス・フェルスタッペンが17歳でF1デビューを飾ることが明らかとなった。

チームが出した声明には、フェルスタッペンはダニール・クビアトのチームメートとなると明記されている。これにより、現ドライバーのジャン-エリック・ベルニュはシートを失うことが確定。来季のトロロッソは今年19歳でF1デビューを果たしたクビアトと現時点では16歳のフェルスタッペンという若手ドライバー同士の組み合わせとなる。

かつてベネトンやミナルディなどで活躍した元F1ドライバーのヨスを父に持つフェルスタッペンは、カート世界選手権でチャンピオンとなった後、今年からヨーロッパF3選手権にエントリー。これまでに8レースで優勝を飾り、チャンピオン争いを繰り広げている。

フェルスタッペンに関しては、その将来を見込んだF1チームが争奪戦を繰り広げたと言われているが、先週レッドブルと育成ドライバー契約をしたことが明らかとされたばかりだった。

来季17歳の若さでF1デビューすることが決まったフェルスタッペンと、トロロッソのチーム代表であるフランツ・トストが、それぞれ次のように語った。

マックス・フェルスタッペン
「まず、ヘルムート・マルコ博士(レッドブル/ドライバー育成責任者)とレッドブルに対し、僕への信頼と、2015年にスクーデリア・トロロッソからF1にデビューするチャンスを与えてくれることに感謝したい。7歳のころから、F1は僕のキャリアの目標だった。だからこのチャンスはまさに夢がかなうことになるよ」

「これまで何年にもわたってさまざまな人たちが僕を手助けしてくれ、この日を迎えるために支援してくれた。彼らにも心から感謝したい。最初に僕の父のヨスにありがとうと言わないとね。父は何年も、昼も夜も、常に僕に寄り添ってくれていた。もちろん、財政的には苦しい近年にあっても、僕の才能を信じて支援を続けてくれたすべてのスポンサーに対しても深く感謝している」

「自分のキャリアにおけるワクワクするような新たな段階を迎えるにあたり、チームとの素晴らしい協力関係を築いていくことができるよう期待している。それから、マネジャーのレイモンド・フェルミューレンにも感謝したい。彼が頑張ってくれたことで今回の契約が可能となったんだ。最後に、これまでのカートやフォーミュラカーにおいて貴重な手助けと支援をしてくれたチームすべてに感謝したい。彼らがいなければ、今日の僕はいなかったと思う」

「F1に上りつめるために、全員がものすごく懸命に頑張ってきたし、僕はモータースポーツの最高峰カテゴリーで成功をつかむために全身全霊をささげていくつもりだ。フェルスタッペンという名前がF1に戻ってくることによって古い記憶を呼び戻すことができることを期待しているし、すべてのF1サーキットに大勢のファンが集まってくれるよう願っているよ」

フランツ・トスト(トロロッソ/チーム代表)
「マックスをトロロッソの一員として迎えられることを喜んでいる。レッドブルの若手育成プログラムが才能のある若いドライバーを見いだし、F1デビューのチャンスを与え続けていることをうれしく思う。我々は、マックスは新世代の若手ドライバーの中でも最も高い技能を持っていると考えているし、この挑戦を成功に導くために必要とされる成熟度や精神的な強さも有していると信じている。今年、彼はすでに厳しいコンディションのもとでどれだけうまくやれるかということを示して見せているからね」

「例えば、ノリスリンクやニュルブルクリンクにおいて、プレッシャーをはねのける能力を示し、勝利を得るための非常に強い決意のほどを示してみせた。トロロッソはレッドブルの若手育成チームから才能ある若手ドライバーをF1にデビューさせ、育てることを目的として作られたチームであることをふまえれば、マックスに競争力のあるクルマを提供することがチームの責任となるし、そうすれば彼もF1キャリアを非常によい形でスタートすることができるだろう」

「このことを念頭に置きつつ、私はジャン-エリック・ベルニュに対しても彼のこれまでの懸命な取り組みに感謝したい。彼は力強いパフォーマンスを示してきていた。だが、不運なことに彼は何度か信頼性の問題にも苦しめられてしまった。特に今シーズン前半にはね。こうした問題がすでに解決できていることを期待している。そうすれば彼はシーズン後半をいい結果で終えることができ、F1で別のチャンスを得るにふさわしいドライバーだということを示すことができるだろう」

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