29日(火)の各マスコミによると、汚職事件の訴訟で被告のバーニー・エクレストンが2,500万ユーロ(約34億2,300万円)の金と引き換えに和解を求めている。
ドイツ『DPA通信』は、エクレストンの弁護団はBayernLB(バイエルン州立銀行)に対し和解金の支払いを持ちかけたと伝えている。銀行側は経済的な損失を主張していない。
こうした申し出は同日、ミュンヘンの裁判所に提出されたもの。ただ被告側では、検察の訴えを「非常に疑わしい」とする姿勢を崩していない。
『DPA通信』の報道を受けてドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は29日、83才と高齢のF1 CEOエクレストンに「極度のストレスがかかっている」ため、弁護団が和解を望んだものとしている。
被告側の申し出は8月8日(金)まで有効。検察はこれを検討するということだ。