1997年のF1チャンピオンであるジャック・ビルヌーブは、故意に物議を醸すような発言をしているのだとフィンランドのテレビ局『MTV3』でコメンテーターを務めるオスカリ・サーリが話している。
ビルヌーブは辛らつなコメントでニュースになることが多いが、「ジャックは最高のヤツだ」とビルヌーブと親しいサーリは話す。
「彼と会うのはいつも楽しい。彼と口論するのが好きなんだ! 顔を合わせると、いつも陽気で明るい雰囲気だよ」
ビルヌーブは現在イタリアのテレビ局『Sky(スカイ)』で解説者を務めており、最近では、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)とセバスチャン・ベッテル(レッドブル)について移籍するだろうと語っている。
また、F1第11戦ハンガリーGPでメルセデスAMGがハミルトンに対しチームメートのニコ・ロズベルグを前に出すよう指示したことについては、ロズベルグが「ルイスのレースを台無しに」しようとしたと非難している。
サーリは、そうしたビルヌーブの言動には意図があると見ている。
「彼は昨シーズン、バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)をひどく批判していた」
「先週末そのことをビルヌーブに聞いたら、ボッタスは今年、昨年より少しスムーズに進むだろうと認めたんだ」
「ビルヌーブがああいうことを言うのは、ただ面白がっているだけなのではという気がする。記事や見出しをにぎわせようというだけのことなんだ」