メルセデスAMG非常勤会長のニキ・ラウダは、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコがセバスチャン・ベッテルを移籍させないための駆け引きをしていると非難している。
F1ハンガリーGP(27日決勝)は、4年連続チャンピオンのベッテルに対し「法外な」オファーがあったという話題で持ちきりだった。
このうわさの出どころがマルコだ。
「ヘルムートがどんな情報源を持っているのかは知らない。持っていないのかも。でも、いろいろなところみたいだね」とベッテルは話している。
ラウダは、メルセデスAMGがベッテルに興味を持っている事実はないと『Speedweek(スピードウィーク)』に次のように否定している。
「セバスチャンに一切オファーをしていないことは、明確に分かっているし確かだ」
ラウダは、2016年以降の契約についてベッテルと有利に交渉するための駆け引きをマルコがしていると見ている。
「ヘルムートは何をしているのか」とラウダは問いかけている。「彼は、セバスチャンのドアを閉めているんだ。ほかの者が公に否定せざるを得ないようにしてね」
「だが、最後にはセバスチャンもそれに気づいてヘルムートに聞くだろう。“何をしているんですか?”ってね」