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SNSを巡ってエクレストンとヴォルフが議論

2014年07月05日(土)16:56 pm

メルセデスAMG会長のトト・ヴォルフは、F1 CEOバーニー・エクレストンと「長い議論」をたたかわせたことを明らかにした。

主なF1関係者を集めて会議を行うようフェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ会長が要求したのは、先月のことだった。

モンテゼモーロはグーグルやアップルなどの大企業をF1に取り込むべきとの意見だが、パドックの共通認識としては、83才のエクレストンはインターネット中心の情報社会に抵抗がある。

そこで、「新規メディア」や「SNS」の代表者にアドバイスをもらおうというのががモンテゼモーロの考えだ。

F1には珍しく、フェラーリとコース上のライバルであるメルセデスAMGも、モンテゼモーロの意見に諸手を上げて賛成だ。

「あるミーティングでバーニーと長い時間、いい争いになった」と、ヴォルフは、シルバーストンのパドックで次のようにイギリス『Guardian(ガーディアン)』紙に打ち明ける。

「イタリアではテレビ視聴者の30パーセントを失った。ドイツでも視聴率が下がっている。逆に英国で数字が上がっているのは、おもしろいところだがね」

「「確かに(SNSの)ビジネスモデルはうまく機能していない。メディア活動が金銭に結びつかないんだ。だが、それも時間の問題だよ」と、ヴォルフ。

もっかF1ドライバーズ世界選手権でトップのニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)も、ヴォルフに同意する。

「僕らの使命は人々を楽しませることだ」と、同じくシルバーストンでロズベルグは『Speedweek(スピードウィーク)』に語る。

「SNSは、若くエキサイティングで勢いのあるメディアだ。F1を新鮮な側面から見せられる、素晴らしいプラットフォームだよ。決しておろそかにはできない」と、ロズベルグは話していた。

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