テキサス州ヒューストンの特設サーキットで現地時間6月28日(土)と29日(日)にインディカー・シリーズの第9戦および第10戦グランプリ・オブ・ヒューストンがデュアルレースとして開催され、かつてBARホンダやスーパー・アグリで活躍した元F1ドライバーの佐藤琢磨(AJフォイト・レーシング)はどちらのレースもクラッシュによるリタイアに終わった。
雨のレースとなった28日の第9戦では、予選6番手からスタートした琢磨はレース開始早々アグレッシブなレースを展開し、5周目にはトップに立つ。その後徐々に後続とのギャップを開きながらレースを展開する。だが、ピットストップでひとつ順位を下げ、2番手からトップを追い上げようとしていた33周目に周回遅れのクルマと接触し、そのままリタイアとなった。
翌29日に行われた第10戦はドライコンディションとなり、気温も大きく上昇。予選10番手からスタートした琢磨は辛抱のレースを強いられる。だが、レースが終盤を迎えた75周目、12番手を走行していた琢磨は自身のミスでウォールにクラッシュ。2日連続でリタイアによりレースを終えることとなった。
インディカー・シリーズ第9戦および第10戦「グランプリ・オブ・ヒューストン」のトップ3ドライバーは以下の通り。
■第1レース(第9戦)
1. カルロス・ウエルタス(デイル・コイン・レーシング)
2. ファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)
3. カルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポーツ)
■第2レース(第10戦)
1. シモン・パジェノー(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)
2. ミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)
3. ジャック・ホークスワース(ブライアン・ハータ・オートスポーツ)
次戦はオーバルレース「ポコノ500」となり、ペンシルバニア州ロングポンドにおいて現地時間7月6日(土)に決勝が行われる。