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ニック・ハイドフェルドとステファン・サラザンがベンチュリからフォーミュラEに参戦決定

2014年06月27日(金)9:02 am

俳優のレオナルド・ディカプリオが共同オーナーを務めることでも話題となったベンチュリ・グランプリ・フォーミュラEチームが、9月から始まるフル電動フォーミュラカーによる世界選手権であるフォーミュラEに臨むドライバー体制を発表。元F1ドライバーのニック・ハイドフェルドとステファン・サラザンの2名で初開催となるシリーズを戦うことになった。

かつてザウバーやロータス・ルノーなどで長年にわたってF1で活躍したドイツ出身のハイドフェルドと、かつてはプロストGPやトヨタでテストドライバーを務め、1999年にはミナルディからレースへ出走したこともあるフランス出身のサラザンは、今回の参戦決定にあたって次のようにコメントした。

ニック・ハイドフェルド
「新しいものだし、新しいということはワクワクするということだ。プロジェクトがスタートするときにその一員になれるのはすごく特別なことだと感じるし、レースと自動車の将来に向けて大きな意味を持つものになるだろう」

「高いレベルのモータースポーツやレースにこれほど長くかかわっていると、クルマに乗り込むと無意識にそれまで経験してきたものとの比較をしてしまうものだ。チームが最高レベルのパフォーマンスを発揮することができるよう、これまでの経験を生かしてアイデアを出していきたいと思う」

「チームは前進してゆくために一丸となってその方法を見つけようとするだろうし、僕はそうしたやり方が好きなんだ。クルマでの作業は本当に面白いし、勝つことができれば非常に満足できるだろうね」

ステファン・サラザン
「新たな選手権に加わることができて喜んでいる。先進的技術によるまったく新しいクルマで新たな分野に取り組むことにワクワクしているし、やる気も高まっている。市街地サーキットでは常に接近戦になるだろうし、優れたドライバーたちによる戦いが見られるだろう。人々に夢を与えられるような走りをみせないとならない。電気自動車への関心を高めるには素晴らしい方法だと思う」

「僕はハイブリッド車でのレースを3年経験してきた。それはエネルギーを効率的に使うという概念を初めて取り入れたものだったが、フォーミュラEはそれをまた新たなレベルへと導くものだ。これは非常に重要なことであり、そこに僕の経験を生かしていきたい。電気自動車の先駆者として有名なベンチュリでレースができることを誇りに思っている。ここに未来があるんだ」

■現時点では10名のドライバーが確定
初開催となるフォーミュラE選手権は、9月13日(土)に北京で行われる開幕戦を皮切りに10チームがそれぞれ2人ずつのドライバー体制により全10戦を戦うことになっており、日本からもかつてF1で活躍したスーパー・アグリが参戦することになっている。

現時点で確定しているチームとドライバーの組み合わせは以下の通り。

1 チャイナ・レーシング(中国)/(未定)
2 アンドレッティ・オートスポーツ(アメリカ)/フランク・モンタニー、(未定)
3 ドラゴン・レーシング(アメリカ)/(未定)
4 eダムス(フランス)/(未定)
5 スーパー・アグリ(日本)/(未定)
6 アウディ・スポーツ・アプト(ドイツ)/ダニエル・アプト、ルーカス・ディ・グラッシ
7 マヒンドラ・レーシング(インド)/ブルーノ・セナ、カルン・チャンドック
8 ヴァージン・レーシング(イギリス)/ハイメ・アルグエルスアリ、サム・バード
9 ベンチュリ・グランプリ(モナコ)/ニック・ハイドフェルド、ステファン・サラザン
10 トゥルーリGP(イタリア)/ヤルノ・トゥルーリ、(未定)

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