F1の商業面を取り仕切る最高責任者であるバーニー・エクレストンが、2015年のF1も年間20レースの壁を超えることはないだろうと語った。
ここ数年、F1に参戦する各チームは、1シーズンに20戦ものF1グランプリを開催することはF1関係者たちに許容レベルを超えるストレスを与えることになるとの懸念を表明してきていた。
だが、2015年についても、F1レースが20戦になることはないだろうとエクレストンが認めた。
オーストリアの『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』紙から、2015年は何レースが開催されるのかとの質問を受けたエクレストンは、「今年と同じだよ。だから19レースだね」と答えた。
だが、来年からは新たにアゼルバイジャンがレース開催契約を締結したことが明らかとなっているとともに、アメリカのニュージャージーで、ニューヨークの街並みを背景とした市街地レースを開催する可能性も全く消えたわけではない。そうなると、もし今年と同じ19レースの開催という話が本当であれば、既存のレースがひとつかふたつ姿を消すかもしれないということだ。
具体的にアゼルバイジャンとニュージャージーの件についてコメントを求められたエクレストンは次のように答えている。
「我々はアゼルバイジャンで市街地レースを行いたいと思っている」
「ニューヨーク(ニュージャージー)に関しては、まだ交渉中だよ」
F1ではまだ来年のスケジュールは発表していないが、すでにもう日程が確定していると思われるレースもある。『Salzburger Nachrichten(ザルツブルガー・ナッハリヒテン)』紙は、すでに来年のオーストリアGPは6月21日(日)で決定しており、チケットもすでに発売されていると報じている。