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メルセデスAMG、ドライバーのライバル関係による悪影響を懸念

2014年06月23日(月)20:37 pm

F1第8戦オーストリアGPで1-2フィニッシュを飾ったメルセデスAMGだが、差をつめてきているライバルに危機感を募らせている。

■【結果】F1オーストリアGP決勝レース、タイム差、周回数、ピット回数

メルセデスAMGは、5月の第5戦スペインGPでは後続に50秒もの大差をつけて優勝したが、オーストリアGPでは3位のバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)との差が8秒に縮んでいた。

■ライバル関係でチーム内の「透明性が損なわれている」

ビジネス部門のエグゼクティブディレクターであるトト・ヴォルフは、ドライバー2人のライバル関係が、チーム内に亀裂を生んでいると認めている。

「透明性が少し損なわれている」とヴォルフ。「それがチームに悪影響とならないようにする必要がある」

「われわれはレースごとに学ばなければならない。だが、お互いがオープンで透明性のある関係を保って仕事に取り組まなければ、学ぶことはできない」

「ドライバーの一番の目的はドライバーズチャンピオンを勝ち取ることだ。われわれの一番の目的は、コンストラクターズチャンピオンの獲得だ」

「もしかしたら、まずコンストラクターズを決めて、そのあとで2人を自由にさせてもいいのかもしれない」とヴォルフは話している。

■後続との「差が実質ゼロに」

メルセデスAMGは第7戦カナダGP以来、冷却に不安を抱えており、パフォーマンスを抑えたデチューンを施していために、後続との差が縮んだという見方もある。

しかし、メルセデスAMGの非常勤会長ニキ・ラウダは、オーストリアでデチューンによるタイムロスが「1周0.2秒」だけだったと話している。『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌が伝えている。

「モントリオールであった差が実質ゼロになったことに気づいて驚いた」

「ほぼレース通して、ウィリアムズはわれわれと同じスピードだった。彼らを倒せたのは、戦略とタイヤの摩耗で上回ったからに過ぎない。従って、今こそ警鐘を鳴らすべきときだ」とラウダは警告している。

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