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中嶋一貴が日本人として初めてル・マン24時間レースのポールポジション獲得

2014年06月13日(金)11:23 am

6月12日(木)、FIA世界耐久選手権第3戦ル・マン24時間レースの予選2回目と3回目が行われ、トヨタ・レーシングの7号車「TS040ハイブリッド」をドライブした中嶋一貴がトップタイムをマーク。日本人ドライバーとして初めてル・マン24時間レースでのポールポジションを獲得した。

■【写真】中嶋一貴が日本人初のル・マン24時間ポールポジション獲得

今年で82回目の開催を迎えるル・マン24時間レースのポールポジションを獲得したのは、アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、中嶋一貴がステアリングを握るトヨタ・レーシングの7号車だった。中嶋が出したベストタイム3分21秒789がポールタイムとなった。予選2番手にはポルシェ919ハイブリッドの14号車、予選3番手はトヨタの8号車が入った。昨年までF1にレッドブルから参戦していたマーク・ウェバーが乗るポルシェの20号車が、これに続く予選4番手につけている。

予選セッションは3回に分けて行われたが、2回の予選セッションで赤旗が多発したため、最後の予選3回目は30分繰り上げられて開始された。最初のタイムアタッカーとしてコースインした中嶋は、セッション序盤から果敢にアタックし、4周目にただ一人21秒台に入れる3分21秒789をマーク。その後このタイムを更新するドライバーが現れず、中嶋の乗る7号車がル・マン24時間レースの決勝をポールポジションからスタートすることになった。

中嶋一貴選手のコメント(トヨタモータースポーツリリースより)
「24時間の長丁場のレースではあっても、やはりポールポジション獲得はとてもうれしい。TS040ハイブリッドの状態も良かったし、チームの皆には本当に感謝している。このレースに勝つために、全員で準備して来た。トラフィックの処理には苦労しつつもクリアラップを取れたことが、ポールポジション獲得につながったと思う。レースはタフなものになるだろうが、今夜は素直に喜びたい。我々はなすべきことに妥協はしなかったし、良いタイミングでラップタイムを刻めるようにも努めた。レースに向けての準備は整った。いよいよ挑戦が始まる」

24時間で争われる決勝レースは現地時間14日(土)15時(日本時間22時)にスタートが切られる。

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