先週末のモナコGPの予選で、メルセデスAMGのニコ・ロズベルグがミラボー・コーナーを曲がり損ねた事で、ミスを自演して後続のチームメイト、ルイス・ハミルトンのタイムアタックを阻止したのではないかとの疑惑が持ち上がっていた。
ハミルトンはモナコで何よりも大事なポールポジションの可能性を台無しにされた事に怒り心頭で、ロズベルグが1位、ハミルトンが2位のワンツーフィニッシュでレースを終えた後も、ロズベルグと目を合わせようともしなかった。
そしてその後「(ロズベルグとは)友達じゃないよ」と話したり、公にチームメイト同士の対立を強調してきた。
しかし、そういった大人げない振る舞いは批判の的となっており、元チャンピオンのミカ・ハッキネンなどは謝罪すべきだと批判していた。
また、メルセデスAMGの非常勤会長で同じく元チャンピオンのニキ・ラウダは、「ルイス(ハミルトン)が握手をしなかったのは頂けないな」と苦言を漏らしていた。
しかし、5日経ってついにロズベルグへの怒りが収まったのか、ハミルトンはカートレースでライバル同士だった10代の二人が肩に手を回しながら揃って一輪車に乗っている写真をFacebookとツイッターに投稿した。
その投稿には「もう長い間ずっと友達だけど、友情にはアップダウンがあるものさ。今日僕らは話し合って仲直りした、まだ友達だよ、ノープロブレムさ」、と添えられていた。