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「ライコネンもアロンソにはかなわない」と2人をよく知るフェリペ・マッサ

2014年05月29日(木)10:55 am

フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)が、今季ここまでキミ・ライコネン(フェラーリ)の苦戦が続いていることに対して驚いてはいないと語った。

マッサはフェラーリ在籍時代にフィンランド人ドライバーのライコネンとも、スペイン人ドライバーのフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)ともチームメートだったことがあり、この2人についてコメントを行うには適任と言えるかもしれない。

まず、マッサはフェラーリ時代の最初のチームメートであったミハエル・シューマッハについて「すごい」ドライバーだったと語った。かつて7度F1タイトルを獲得し、現在昨年末のスキー事故以来こん睡状態に陥っているドイツ人ドライバーのシューマッハは、マッサの友人でもある。

「フェルナンドとミハエルは同じくらいのレベルだね」

ドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』にそう語ったマッサは、次のように付け加えた。

「決勝では、多分フェルナンドのほうがいろんなことをもっとはっきりととらえられているかもしれない」

だが、多くの評論家たちが、フェラーリの最後のF1チャンピオンであるライコネンがマッサの後任として2014年にフェラーリに復帰すれば、アロンソは苦しい状況に追い込まれるのではないかと予想していた。

これについてマッサは、「それ(ライコネンの苦戦)は、僕にとっては驚きではないよ」と語った。

「フェルナンドに勝つには、クルマが完ぺきに自分のスタイルにあっていないとだめなんだ。すべてが100パーセントのレベルに達していないと、彼に打ち勝つのは不可能だよ」

事実、ライコネンはここまでフェラーリの今季型車F14 Tにてこずらされている。だが、マッサに言わせれば「もしすべてが完ぺきでも、それでもフェルナンドに勝つのは難しい」という。

2007年にライコネンがF1タイトルを獲得したとき、マッサはそのライコネンと同じクルマでチームメートとしてレースをしていた。そのときのことについてマッサは次のように付け加えた。

「彼はF1チャンピオンとしてシーズンを終えた。でも、運の悪いことに、モンツァ(イタリアGP/第13戦)の結果でどちらがナンバー1ドライバーとして処遇されることになるのかを決めるというチーム内での合意があったんだ。それまでは僕のほうがリードしていたんだけど、そこで僕のクルマにはトラブルが発生してしまったんだ」

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