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ピレリ、タイヤへの不満解消に妙案!?

2014年05月29日(木)21:44 pm

2013年シーズンにはタイヤが破裂するなどの事故が発生し、非難を受けることとなったF1公式タイヤサプライヤーのピレリだが、今季から新たなV6ターボエンジン時代を迎えるにあたって、昨年までのようにすぐに性能低下が発生する攻撃的なタイヤではなく、かつてのように長持ちがする保守的なタイヤへとその製法を変えてきている。

その今年のタイヤは、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)やロマン・グロージャン(ロータス)、そしてセルジオ・ペレス(フォース・インディア)といったドライバーたちから、硬過ぎるし、スピードが出ないとの評価を受けることとなった。

ピレリのF1責任者であるポール・ヘンベリーは、フランスの『L’Equipe(レキップ)』に対し、「そういう批判は耳にしたよ」と語ると、肩をすくめながら次のように続けた。

「昨年は革新的過ぎたし、今年は保守的過ぎたようだ」

だが、ヘンベリーは、ピレリではどのようにして改善すべきかを継続的に考えているとしている。そして、今季の保守的なタイヤへのひとつの対応策として、それらのコンパウンドを組み合わせて使用することを提案するかもしれないとヘンベリーはほのめかした。

「我々は異なるコンパウンドを(クルマの)前輪と後輪に付けてテストを行うことを計画している」

「これにより、安定性を犠牲にすることなく、パフォーマンスを上げることができるだろう」

ヘンベリーは、後輪に硬めのコンパウンドを用いることで新しいエンジンの「高いトルクによるスライドを減らす」ことができ、軟らかめのコンパウンドを前輪に用いることで「2回か3回のピットストップが求められる状態に戻る可能性があり」、レースの見せ場も増やすことができるのではないかとしている。

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