ヨス・フェルスタッペンがF1第6戦モナコGPのパドックに姿を見せた。
フェルスタッペンは42歳のオランダ人。2003年までにベネトンやミナルディなど数々のF1マシンを乗り継いだ、人気の元F1ドライバーだ。
1998年、フェルスタッペンはヤン・マグヌッセンと交代する形でスチュワートGP(現レッドブル)のマシンをドライブしている。マグヌッセンの息子ケビンは今年、トップチームのマクラーレンからF1デビューを果たした。
二匹目のドジョウという訳ではないが、フェルスタッペンも愛息のF1入りを希望しているのだ。
オランダ『De Telegraaf(デ・テレグラフ)』紙の報道によると、フェルスタッペンによるモンテカルロ入りの目的は、知り合いをたずねて16歳の息子マックスを売り込むことにあった。
昨年マックス・フェルスタッペンはカートを卒業、本格的にモータースポーツを始め、2014年はFIA公認のヨーロッパF3選手権に参戦中だ。
マックスはすでに初ポールポジションと初優勝も成し遂げた。ヨスはF1で決定権を持つ人々に広く息子の活躍を知ってもらおうと、熱心にパドックを回ったのだ。
「嬉しいことに、マックスには多くの関心が寄せられている」と、のちにヨスは語った。
「彼の走りっぷりを知ってもらえたよ。みんなの話題に上っている。順調そのものさ」と、マックスについて話すヨス。母親のソフィー・クンペンもかつては成績優秀のカート・ドライバーだった。
トロロッソの新人ドライバー、ダニール・クビアトも昨年はヨーロッパF3で走っていた。また今年のモナコGPのグリッドには、あのゲルハルト・ベルガーのおいにあたるルーカス・アウエルの姿もあった。