先週末のF1モナコGP(第6戦)で、両者の関係に一気に緊迫感の高まりを見せたメルセデスAMGのドライバーたちだが、どちらも理性を失ったりはしていないと主張している。
24日(土)に行われた予選で、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が故意にミスを犯して、チームメートのルイス・ハミルトンの走行を妨害したのではないかとの疑いが浮上。結果は「無罪」だったものの、これを機に、ハミルトンがこれからはかつてアイルトン・セナがアラン・プロストに仕掛けたような戦いを展開すると発言するなど、今後に向けて不安を残す状況が展開されていた。
だが、その後落ち着きを取り戻した2人は次のように語っている。
「次のレース(カナダGP/6月8日決勝)に行ったときには、僕たちがこれまでと同じようにプロとしての仕事をするのは確かだよ」とハミルトンはコメント。
そしてロズベルグも、「今は心理的な戦いが行われているけれど、それは僕たちが13歳だったころからずっとあったことだからね」と語ると、次のように付け加えた。
「週末の間に彼が示していた態度には別に驚きはしなかったよ。あれほど昔から知っている人から驚かされるようなことはそうはないからね。僕たちはカート時代からすごくつらい時期も何度か経験している。でも、いつもそのうち落ち着いたし、僕たちはまた前を向いていたよ」