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ザウバーF1売却のすすめ

2014年05月28日(水)8:30 am

エディー・ジョーダンがペーター・ザウバーにF1引退を勧めている。

アイルランド人のジョーダンは2005年にジョーダンGPを売り払い、現在はイギリスのテレビ局でいいたい放題のF1解説をしている。チームの方はフォース・インディアとして活動中だ。

売却についてジョーダンはスイス『Blick(ブリック)』紙にこう語っている。「私のキャリアで最良の選択だったよ。その後は毎日が楽しくてね」

『Blick(ブリック)』では先にベテラン記者のロジェ・ベノワがザウバーを取り上げ、今季の不振を「見るに堪えない」と酷評。第6戦モナコGPが終わってコンストラクターズ選手権でグリッド最後列常連のマルシャに先を越されるようでは、何をいわれてしかたない。

「われわれはモナコでザウバーについて長い時間、話し合った」と、ベノワ。ジョーダンはどんな意見だったのだろうか。

「ザウバーは現在、創設以来最大の危機に立たされている。だが私は常に彼(ペーター・ザウバー)を応援している。だってF1でいちばん誠実な男だからね」

「私とは大違いだよ!」といって笑うジョーダン。

「しかしながら彼のチームは、このままでは明らかにマズいね。傷がこれ以上広がらないうちに辞めてチームを売ったほうがいい」

「こんなことは軽々しく口にできないが、もはやザウバーが資金面の不利を補うことは不可能だ。エンジン面についても同様にね」

ケータハムは、既に売りに出されているとのうわさだ。モナコでは、売却先の候補として元ベネトンとルノー(現ロータス)のチーム代表だったフラビオ・ブリアトーレの名が当然のように上がっていた。

だが彼は『PA Sport(PAスポーツ)』に、金がもったいないと次のように話している。

「チームが損金を出しているのは間違いない。赤字のチームを買う気はないね」と、ブリアトーレ。

ケータハムの現オーナーはトニー・フェルナンデスだ。彼がロンドンに所有するサッカーチームのクイーンズ・パーク・レンジャーズはめでたくプレミアリーグに昇格したが、ケータハムについては多くのマスコミからの問合せにも口をつぐんだままである。

「ツイッターやEメール、それにショートメールも溜まりっぱなしだ」とツイートするフェルナンデス。「何千とお祝いのことばをもらっている。返事が遅れてゴメン」

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