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「チームオーダー」に関して意見が割れるメルセデスAMG首脳陣

2014年04月24日(木)21:00 pm

メルセデスAMGのチーム内で、「チームオーダー」に関する議論が熱を帯びてきているようだ。

今季ここまでチームとして開幕4連勝を果たしているメルセデスAMGだが、第3戦のF1バーレーンGPの決勝においてルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグにホイール・トゥ・ホイールのスリリングなバトルを自由に行わせたのはF1にとって正しい判断だったと誇らしげに語っていた。

だが、メルセデスAMGのビジネス担当エグゼクティブディレクターであるトト・ヴォルフは24日(木)に、メルセデスAMGでもそのうちチームオーダーを発令することになるだろうと語った。

オーストリア出身のヴォルフは、『BBC』に対し、バーレーンGPでのチームメート同士のバトルは現在メルセデスAMGが圧倒的な強さを誇っているために許すことができた「非常に特別な状況」だったと語るとともに、「(ほかのチームとの)差が縮まるにつれ、慎重にならなくてはならないことも増えてくる」とし、次のように続けた。

「我々のルールでは、まず戦うべき最初の相手はライバルであり、自分のチームメートではない。それゆえ、レースにおいてそのことを考慮しなくてはならない状況が起こることがあるかもしれない。今後どうなるかは様子をみることになるがね」

しかし、メルセデスAMGの非常勤会長であるニキ・ラウダは、ヴォルフとは違う考え方をしているようだ。中国GP(第4戦)が開催された上海においてイギリスのテレビ局『Sky(スカイ)』に対し、自分は根本的に「トトとパディ(ロウ/技術部門エグゼクティブディレクター)」の考えには反対だとし、次のように語っていた。

「彼ら(ハミルトンとロズベルグ)はレーシングドライバーなんだ。彼らがお互いにぶつからない限り、彼らの好きにさせるべきだよ。彼らは同士打ちなどしないさ」

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