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レッドブル、メルセデスAMGの厳罰要求に皮肉で応戦

2014年04月24日(木)7:02 am

レッドブルは、聴聞会でのメルセデスAMGの厳罰要求に対して、「冷や汗をかかせるところまで近づいている」証拠だと皮肉で応戦した。

F1開幕戦オーストラリアGPでレッドブルのダニエル・リカルドが燃料流量オーバーのため失格とされた。レッドブルはこれに不服申し立てをし、先週パリのFIA(国際自動車連盟)で聴聞会が行われた。

ここでライバルのメルセデスAMGは、レッドブルのルール違反は故意だとして3レース出場停止という厳罰を要求した。しかし聴聞会の結果、リカルドには失格の裁定が下ったものの、メルセデスAMGの要求は認められなかった。

メルセデスAMGの非常勤会長ニキ・ラウダは、第4戦中国GPで、仲直りの印としてオーストリアの有名なチョコレートケーキをレッドブルに贈っている。

しかし、同じオーストリア人でレッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコの機嫌は直らなかった。「彼はケーキで片がつくと思っている」

ラウダはよくレッドブルのホスピタリティーで食事をしている姿が見られているが、「次にウチでパスタを食べたいときは、防弾チョッキを着てきたほうがいいと思うね」とマルコは話していた。

メルセデスAMGの仕打ちには、レッドブルのチームスタッフもへそを曲げているようだ。

“レッドブルスパイ”はチームの公式サイトのコラムで、メルセデスAMGの3レース出場停止という要求には「ウチの首脳陣も顔をしかめていた」と書いている。

「だが彼らは、相手にせず、コメントもしないことに決めた」

「でも現場のほうでは、隣のガレージ(メルセデスAMG)に向かって、そのスリーポインテッド・スター(メルセデスベンツのマーク)は目障りだから向こうへやってくれと言っていることは請け合っていい」

さらに“スパイ”は、こう続けている。「実際のところ、むしろ勇気づけられている。彼ら(メルセデスAMG)を慌てさせ、ちょっと冷や汗をかかせるところまで近づいているということだ」

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