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ホンダF1復帰の2015年は「マクラーレンが唯一の顧客」

2014年04月18日(金)22:57 pm

ホンダのF1プロジェクト責任者である新井康久氏がF1中国GP(20日決勝)で18日(金)に行われた定例の記者会見に出席し、記者らの質問に答えた。

新井氏は、ホンダが2015年からのF1復帰を決断したのは、新しい「エコ」なルールが主な理由だったことを認めた。

「新しいレギュレーションに触発されて、究極の燃焼効率や超高圧の直噴システムなど、本当に多くの新技術をそれぞれのパワーユニットサプライヤーが追求しています」

新井氏は、その技術を量産する市販車に適用することができると語り、「それが理由」と話している。

今のところホンダは、2015年にマクラーレンにワークス供給することしか明らかにしていない。

一方、今年メルセデスはワークスチームのメルセデスAMG以外に3チーム、フェラーリは自チーム以外に2チーム、ルノーは4チームに供給している。

「2015年は、マクラーレンが唯一の顧客です」と新井氏。「将来については考えていません。来シーズンに集中したいので」

しかし、将来的にはカスタマーチームへの供給も視野に入れていることを新井氏は示唆した。

「もちろん、来シーズンいい結果を得たいと思っています」と新井氏。「“どうぞウチのパワーユニットを選んでください”(と宣伝になる)」

「もし我々のエンジンやパワーユニットを使いたいと望むチームがあれば、2016年以降は提供できますが、今のところ計画はありません」

また、イギリスのミルトンキーンズにできるホンダのヨーロッパでのF1活動拠点について、6月までに準備が完了することも新井氏は明らかにした。

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