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アウディ、「R18 eトロン・クワトロ」のV6TDIエンジン排気量を4リッターに増大

2014年03月31日(月)20:14 pm

すでにお伝えしたように、アウディは、3月25日(火)にフランスのル・マン市街地で、今季のFIA世界耐久選手権(WEC)にエントリーされる「R18 eトロン・クワトロ」の初走行を実施。ワークス・ドライバーのトム・クリステンセンが、街の中心部に位置するサン・ジュリアン大聖堂からサーキットまでの公道をドライブ。沿道には多くのファンが駆けつけ、「R18 eトロン・クワトロ」の初走行を見守った。

今回初走行が行われた「R18 eトロン・クワトロ」の2014年モデルは、これまで以上に燃費を向上させるため、F1でも今年から導入された熱エネルギー回生システム(MGU-H)を採用。また、後輪の駆動に用いられるV6TDIエンジンの排気量も従来の3.7リッターから4リッターへとアップされたことが明らかとなった。前輪駆動にはこれまで同様フロントアクスルに装着されたMGU-Kで回生されたエネルギーをフライホイール・エネルギー・ストア・システムに蓄積し、これを再び駆動力として出力する。

今回のパワートレイン導入について、アウディ・モータースポーツ代表のウォルフガング・ウルリッヒは次のようにコメントした。

「我々は、広範囲におよぶテストの結果から今回のコンセプトを選択した。より効率的なエネルギー消費、サイズ、重量、エネルギー変換の効率、レスポンス、ドライバビリティー、効率的な戦略展開の可能性などを、最適なバランスで実現しつつ、ル・マンで最も重要な耐久性をも満足させられるとの考えから、このコンセプトを選択した」

今年のWEC(世界耐久選手権)は、4月20日(日)にイギリスのシルバーストンで開幕。ル・マン24時間は6月14日(土)にスタート。富士スピードウェイで行われる日本ラウンドは10月12日(日)に開催される。

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