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メルセデス、ハミルトンのエンジンの欠陥を修正

2014年03月30日(日)14:51 pm

ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が前戦オーストラリアGPでリタイアを喫した原因となったエンジンのパーツは1ユーロもしない安価なものだったという。

ドイツ誌『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、ハミルトンのメルセデスエンジンには、点火プラグ周辺のゴム製断熱材に小さな穴があいていたと報じている。

ハミルトンの6気筒エンジンは問題が生じてから5つのシリンダーのみが機能していたため、チームはハミルトンにリタイアするよう指示を出した。パワーユニットへのさらなるダメージを防ぐためだ。

「日曜日の帰りのフライトで問題のパーツの写真を受け取ったんだ。まったく頭にきたよ」と、メルセデスAMGのエンジン責任者アンディ・コーウェルは語る。

その後、断熱材にほとんど見えないレベルの亀裂ができる事が判明したため、メルセデスは断熱材の製造方法を変更した。

「今度はつなぎ目のない射出成形になったんだ」とコーウェルは説明する。

この新工法の断熱材が完成し、すべての2014年型エンジンに装着されると、今まで付いていた6つの断熱材に亀裂が見つかり、すべて処分された。

オーストラリアGPでハミルトンが使用したエンジンは、新しい断熱材が装着されている。

「テストする前までは、90パーセント大丈夫という気持ちだったが、フリー走行の後にもう数パーセント追加で自信が持てたよ」とコーウェルは話す。

ハミルトンはこのエンジンを決勝でも引き続き使用する。

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