巨額の予算を持つチャンピオンチームのレッドブルが、最終的に問題を解決し、最悪な状況を乗り越えることができたとしても、同様にルノーエンジンを使用しているケータハムのような下位チームは、速さを取り戻すことができるだろうかと疑問の声があがっている。
今季2年ぶりにケータハムからF1復帰を果たす小林可夢偉は、スペインの『El Confidencial(エル・コンフィデンシアル)』に対して次のように率直に語った。
「レースができる状態ではありませんね。でも、もしレースをするのであれば、僕たちはGP2(下位カテゴリー)のクルマを使うべきだと思います。そのほうが速いでしょうからね」
自虐的ともとれるコメントをした可夢偉は、次のように付け加えた。
「現時点では、もし僕たちがレースをしても、それはもはやF1ではないと思います」
ルノーのパワーユニットを使用するチームの中で、ヘレスとバーレーンで行われたテストにおいて、一番周回数を稼いでいるのがケータハム。しかし、可夢偉はバーレーンテスト後、「クルマにはたくさんの問題がありますし、タイムは信じられないほど遅いです」と語っている。