長い間うわさに上っていた、元フェラーリのエンジニア、ロブ・スメドレイのウィリアムズ入りがようやく25日(火)、同チームから発表された。
今季ウィリアムズに移籍したフェリペ・マッサとスメドレイは、切っても切れない長年のコンビだ。スメドレイがマッサを追ってウィリアムズに移る話はF1パドックで公然の秘密だった。
ウィリアムズ加入にあたっては、より重い責任がスメドレイに与えられるとの憶測も的中。イギリス出身の40歳、スメドレイは、新ポストの「マシン性能担当責任者」に任命された。
スメドレイについてウィリアムズは公式声明で、4月上旬の「第3戦バーレーンGP前に合流する」としている。スタッフがチームを替わる際、強制的に取らされる「ガーデニング休暇」が絡んでいるのは間違いない。
「我々の野望達成に一役買おうと、重要なスタッフが多数チームに加わっている。彼らを迎えられてうれしいこと、この上ない」と話すのはテクニカルディレクターのパット・シモンズだ。
マッサのエンジニアを担当するのはアンドリュー・マードックとなる。マードックは昨年、パストール・マルドナード(現ロータス)担当だった。