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ロータスに同情するウィリアムズの技術責任者

2014年01月31日(金)15:55 pm

現在ウィリアムズのチーフテクニカルオフィサーであり、ロータスの一員であったパット・シモンズが、現在苦境に立たされているロータスに「同情する」と語った。

現ロータスが、かつてトールマン、ベネトン、ルノーと変遷した時期を通じて一員であったシモンズだが、2009年にクラッシュゲート事件を首謀したとしてF1から追放処分を受けた。その後、2011年から新興チームのマルシャとの関係を結び、2013年には同チームのテクニカルディレクターに就任したものの、同年8月にウィリアムズに移籍していた。

今回のヘレステストで各チームは、多くのトラブルを抱えている。そのため、ヘレステストを欠席し、ライバルの失敗から学ぶことができるロータスは、賢い選択をしたとの意見もあった。しかし,シモンズはこれを否定する。

「絶対そんなことはないね」、とヘレスで『Sky Sports HD(スカイ・スポーツHD)』に語ったシモンズは、次のように続けた。

「ロータスが好き好んでそうした(テスト不参加)とは思っていない」

「F1関係者全体が、彼らの状況について同情していると思う」

ロータスの苦境についてシモンズは、昨年の財政難が今シーズンの準備にも影響しているとも語った。

シモンズはさらに、ロータスが今季型車に採用した「2つの先端」を持つ新たなノーズについては合法的だと考えていると述べ、次のように続けた。

「ロータスでは、ここ数か月の間に全ての部署から多くのスタッフが流出している。つまり、チームの全員が、これからどうなりそうかと考えていたんだと思う」

さらに、昨年限りでフェラーリを脱退し、ウィリアムズに新天地を求めたフェリペ・マッサも、ロータスへの加入も選択肢としてはあったものの、ロータスの「スタッフ流出」が続いていたため、ウィリアムズのほうを選んだとほのめかしている。

「ロータスは、多くのエンジニアが辞めているし、そのことは状況がそれほど楽観視できないことを示しているよ」

30日(木)にメルセデスエンジンを搭載したウィリアムズの2014年型車FW36を初めて走らせたマッサは、F1公式サイトにそう語り、次のように続けている。

「ウィリアムズでは金を使っている。もういっぽうのチーム(ロータス)は金を使えていない」

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