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ロータスのノーズ形状、ライバルもコピーか

2014年01月29日(水)13:04 pm

ロータスが公開した2014年型車のノーズ形状が非常に独特なものであり、これについてFIA(国際自動車連盟)へライバルチームからの問い合わせが殺到しており、多くのチームがすでにコピーも考えているようだ。

ロータスは、今週スペインのヘレスで行われる最初の冬季テストへの不参加を表明しているため、新車E22の全貌(ぜんぼう)が明らかになるのはもう少し先になる。しかし、公開された車体画像から、左右非対称の2本牙が突き出たようなE22のノーズは「フォークリフト」や「音叉(おんさ)」のような形状であることがわかっている。

27日(月)にヘレスで披露されたトロロッソの新車STR9は男性器を彷彿(ほうふつ)とさせるノーズ形状が嘲笑(ちょうしょう)の的になった。技術部門トップのジェームス・キーに、規約への適合性が問題になりそうなクルマがあるかたずねたところ、その返答はこうだった。

「ロータスのノーズ以外にはないよ」

「ロータスのノーズ形状は確認する必要があるだろうね。すごく賢いやり方だ。規約違反とまでは思わないが、ルールの精神の問題だね」

キーの言うルールの「精神」は、常に議論を呼んでいる。ロータスの場合でいえば、規約にはノーズ先端に関する記述しかない。ロータスの設計チームは、一方の先端だけにクラッシュ構造を採用することで、規約の穴を抜けたのだ。

一方の先端がやや短くなっているのは、ルールに文言上は適合させるための措置だと思われている。

「全チームがこの(ロータスと同じ)方向性を考え始めているよ」そう話すのは、ウィリアムズの技術部門を率いるパット・シモンズだ。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によると、シモンズは「うまくやって空力の限界まで攻めたいのは誰しも同じだ」と心情を吐露している。

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