マクラーレン会長のロン・デニスは、ルイス・ハミルトンが2013年を前に行ったメルセデスAMG移籍を全力で阻止する構えを見せていたことがイギリス『Daily Mail(デイリー・メール)』紙の報道で明らかになった。
ハミルトンをカート好きの少年からF1のスターに育て上げたのは、まさにデニスだ。ところが昨年、マクラーレン脱退に動いたハミルトンと激しく対立することとなった。
『Daily Mail(デイリー・メール)』は、昨年デニスがシュトゥットガルトを訪れ、メルセデスを統括するダイムラーAG会長のディーター・ツェッチェと会ったことを報じている。ところが、会談の内容が実に、昨年7月、イギリスのタブロイド紙が伝えたロンドンにおけるハミルトンと女性10名の私的なパーティーについてだったというのだ。
デニスは次のように語ったとされる。「だから何だというのだ。大したことではないだろう」
「確かに私はディーターと何回も会談を行った。そうした会談では、実に多くのことが話し合われる。当然、ルイスに関する話題もね」
「ロンドンのホテルでルイスが女性グループと一緒のところを写真に撮られたというのも、話題のひとつだった。だが、それがルイスのマクラーレン離脱と何か関連があるかといわれれば、何もない」というデニスだった。