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フェラーリでの最終戦を怒りで終えたマッサ

2013年11月26日(火)15:54 pm

フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)はドライバーズランキングを2位で終えることができたものの、フェラーリは最終的にチーム別ランキングで3位に終わっている。アロンソのチームメートであるフェリペ・マッサ(フェラーリ)が、日曜日(24日)のブラジルでの最終戦の結果について激怒している。

実際のところ、フェラーリでの最後のレースを戦っていたマッサが、ピットレーン入口の白線を横切ったことにより競技委員からペナルティーを与えられることがなければ、ひょっとするとフェラーリはメルセデスAMGに打ち勝ってチーム別ランキング2位となり、巨額の分配金を得られていたかもしれない。

母国のファンの前で、赤いレーシングスーツでの最後のレースを行ったマッサは、これに対して強い憤りを示していた。

「受け入れられない!」と無線で言い放ったマッサは、こぶしをあげて怒りを表していた。

F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)の役員たちについて、マッサはレース後に次のように語った。

「この連中は自分たちがすべての権力を持っていて、自分たちが望むことはなんでもできると思っているんだ。僕は自分のためよりも、彼らのために悲しくなるよ」

しかし、メルセデスAMGのチーム代表であるロス・ブラウンは、同チームのドライバーであるハミルトンとロズベルグが、マッサの運転に関して無線を通じて報告してきていたことを明かしている。

ブラウンはドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように述べた。

「彼らはフェリペが何度も4輪すべてをラインからはみださせながら運転していると伝えてきていた」

もしマッサが4番手にとどまっていたとしたら、アロンソはサンパウロ出身のマッサに彼がファンの前でフェラーリとの別れができるよう表彰台を譲るつもりだったようだ。

「彼が4番手にいるのを見たとき、これは彼にとってとてもいいお祝いになるだろうと考えたよ」、とアロンソは語った。

マッサもこれを認め、次のように語った。

「もしフェルナンドが自分の後ろに僕がいると分かったら、きっと彼は僕に追い抜かせてくれたはずだ」

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