F1最高権威バーニー・エクレストンは、理想的な後継者にレッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーの名前を挙げた。
長らくF1界の最高権力者として君臨してきたエクレストンは現在、汚職スキャンダルの渦中にいる。F1のオーナー企業CVCキャピタル・パートナーズは先日、有罪判決が下されれば、エクレストンを解雇する可能性もあると認めている。
エクレストンと同じイギリス人であり、現在レッドブルで大成功を収めているホーナーは、1週間前に40歳を迎えたばかり。かつてドライバーとしてF3000に参戦したこともあるホーナーは、エクレストンの後継者の最有力候補に名前が挙がるたび、憶測を否定してきた。
しかし、ホーナーは、自身を「理想的な」後継者に指名した83歳のエクレストンと親しいことで知られる。
「クリスチャンは、私の仕事に理想的な人物だろう」とエクレストンは『Daily Mail(デイリー・メール)』に語った。
「私は喜んで彼(ホーナー)の手を取るよ。そうすれば、移行期間を持つことができるだろう」
「このスポーツをよく理解する人物がこのポストには必要だ」とエクレストンは説明する。
「もし、F1以外から企業人タイプの誰かがやってきたら、一緒に働けるとは思わない。5分ともたないだろうね」
さらに、エクレストンはホーナーのことをとてもよく知っており、信頼していると付け加えた。
最後に、「実現するといいね」と述べた。