メルセデスAMGは29日(火)、ロス・ブラウンの今後に関する最新のうわさについて、肯定も否定もせず、ノーコメントの姿勢を貫いた。
元F1チームオーナーでイギリス『BBC』F1テレビ実況解説者のエディー・ジョーダンによると、ブラウンは今季終了後、チーム退団に踏み切る覚悟だという。ちなみにジョーダンの予測は当たることで有名だ。
去るF1第15戦日本GPでブラウンは、チーム代表の座が保証されない場合は辞職もやむなしとの危険信号を発した。
そして先週末のF1第16戦インドGPでブラウンは「いずれ」チーム運営がパディ・ロウに委ねられることを認めている。
数日前、ブラウンはF1公式ウェブサイトでこんなことをいっていた。「現在われわれは、何がチームの将来に向けて最良の方策か話し合っているところだ」
「公表の準備が整ったら、みんなに知らせるよ」
ところが29日(火)にジョーダンが立てた予測は、すでにブラウンの意志が固まっていることをよりF1関係者に印象付けただけだった。
それでも、メルセデスAMGは沈黙を守っている。
同じ29日、『Press Association(PA通信)』は、「チームのスポークスマンはこの件についてのコメントを行わなかった」と報じている。
ブラウンの将来についてはシーズン終了後に決めるということで、あくまでかたくなメルセデスAMGだった。