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ライコネンとフェラーリ、双方ともに問題なし

2013年10月28日(月)12:27 pm

2014年に再びタッグを組むこととなったフェラーリとキミ・ライコネン(ロータス)であるが、相手の現況に関してはお互いに何の心配も抱いていないようだ。

今シーズンの各チームのピット作業スピードを比較すると、レッドブルを筆頭に、メルセデスAMG、ロータスと続き、フェラーリは4番目の速さである。

来シーズンのフェラーリ復帰へ向け、この事実をライコネンはどのようにとらえているのか質問されたライコネンは、いつもの独特な調子で「いいね」と答え、記者たちを笑わせたのちにこう断言した。

「自分にとって正しいと思えなかったら決断なんてしない」

一方フェラーリはどうなのか。ここ数戦に限って言うと、ライコネンよりもチームメートのロマン・グロージャンの方が、F1第14戦韓国GPと15戦日本GP、そして16戦インドGPでは表彰台を獲得するなど良い結果を出している。

フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは、フィンランドのテレビ局『MTV3』の取材に対し、「少しも心配などしていない」と前置きをした上で、以下のように続けた。

「今シーズンのライコネンの走りはしっかりと見させてもらった」

「彼が現在のチームで成し遂げたことを、我々は十分評価している」

「復帰は目前だ。彼と一緒に再び仕事をするのが待ちきれないよ」

またF1パドックにおいては、フェラーリの絶対的エースであるフェルナンド・アロンソと、2007年にフェラーリでF1世界王者に輝いたライコネンとがうまくやっていけるのかと疑問の声が多数上がっており、この点をアロンソのマクラーレン再移籍のうわさに結び付けて考える者もいる。

また最近アロンソがフェラーリのパフォーマンスに対して不満を表明している点については、2007年にライコネンがF1世界王者に輝いて以来フェラーリがチャンピオンを輩出していない事実に触れつつ、フェラーリはアロンソの要求に応えることが可能だとした上でドメニカリは次のように述べた。

「我々にとって、これはひとつの時代が終わりを迎えるしるしとなる」

そしてドメニカリは「これまでも現在と同じような光景を目にしてきた」と今シーズンのレッドブルの圧倒的強さに言及しつつも、「しかし、過去を見れば明らかなように、いつだって状況は劇的に変化するものだよ」とドメニカリは締めくくった。

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