NEXT...F1開催スケジュール

ブーイングにも冷静なベッテル

2013年09月30日(月)9:00 am

セバスチャン・ベッテル(レッドブル)は、最近のブーイングを気にしていないと話している。

4年連続のチャンピオン獲得に近づいているベッテルだが、最近のF1第12戦イタリアGPと先日の第13戦シンガポールGPで優勝した際、表彰式で観客からやじとブーイングを浴びた。6月の第8戦イギリスGPでリタイアした際にもブーイングを受けている。

しかしベッテルは、個人攻撃とは受け取っていないとドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に話している。

「このスポーツが大好きで、お気に入りのドライバーがいれば、それを応援するのは当然だ」

「そうすると、ライバルには敵対心を持つことになる。我慢はできるよ」とベッテルは語っている。

しかし、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーはシンガポールGP後に、ベッテルも「人間」であり、傷つくと話していた。

だが、ベッテルはこう話す。

「単純なことだよ。僕もサッカーの観客席にいて、審判が応援するチームに不利な判定をすれば、周りと一緒になって騒ぐし、審判をバカ呼ばわりもする」

「個人的に反感を持っているわけじゃないよ」

感情的にもなりかねない問題に対して、なぜそれほど冷静に受け止められるのかと聞かれると、ベッテルはこう説明した。「みんなを満足させることはできないと学んだんだ」

「例えば、100人にサインしたとする。でも、並んでいた101人目は腹を立てるだろう。それが現実だ。だから、何をするかは関係ないんだ」

「自分に正直で、後ろめたさを感じずに眠りにつけるなら、それでいい。それが僕の考え方だ」

ブーイングについて、ベッテルほど冷静ではないのが3回F1チャンピオンを獲得したニキ・ラウダだ。

「ああいう連中がブーイングをしているのは、自分がバカみたいに退屈だからだ。ベッテルのパフォーマンスに対してじゃない」とラウダは『Osterreich(エステルライヒ)』紙に語っている。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック