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ドラゴン・レーシングがフォーミュラEへの参戦を発表

2013年09月26日(木)20:55 pm

米国の最高峰フォーミュラレース・シリーズであるインディカーに参戦しているドラゴン・レーシングが、2014年9月から開催される電動フォーミュラカーによる新たなレースシリーズであるフォーミュラEの主催者と参戦契約を取り交わしたことが発表された。

ドラゴン・レーシングはインディカーの名門であるチーム・ペンスキー代表であるロジャー・ペンスキーを父に持ち、メディア業界の起業家であるジェイ・ペンスキーが所有するチームで、最近電気自動車の世界最大の市場となったロサンゼルスに本拠を構えている。2006年にチームが結成され、翌年のインディ500マイルレースでデビューを飾り、2009年からインディカー・シリーズにフル参戦を行っている。

フォーミュラEシリーズの統括団体であるFIA(国際自動車連盟)では、その下部組織である世界モータースポーツ評議会において最終的に10チームの参戦を認可することにしているが、今回の契約により、ドラゴン・レーシングは、アンドレッティ・モータースポーツ、チャイナ・レーシング、ドレイソン・レーシングに続く4番目の正式参入チームとなった。

今回の参戦決定にあたり、ドラゴン・レーシングのオーナー兼代表であるペンスキーは次のように語った。

「ドラゴン・レーシングがフォーミュラEシリーズの発足チームのひとつに選ばれたのは光栄なことだ。フォーミュラEは、モータースポーツや自動車産業の未来の姿を象徴するものであり、世界中の新しい世代のレースファンにそれを直接的に訴えかけるものだ。フォーミュラEは技術分野やメディア関係パートナーに対し非常に多くのチャンスを提供するものであり、今後の10年で必ずや大きく成長し、大きな勢いを持つことになるのを楽しみにしている」

また、フォーミュラEホールディングスの最高経営責任者であるアレハンドロ・アガグも次のようなコメントを寄せた。

「ドラゴン・レーシングをフォーミュラE選手権に迎えることができ非常に喜んでいるとともに、ジェイ・ペンスキーと彼のチームが大きな貢献をしてくれることを確信している。また、今回の発表は、ロサンゼルスに拠点を置くチームを選手権にもたらすものでもある。このことはカリフォルニアが電気自動車の地になるという特別な意味を持つものであり、我々はこの事例を世界のほかの地域にも広げてゆきたいと望んでいる」

「ドラゴン・レーシングがその僚友であるインディカーの名門アンドレッティ・オートスポートと並んで参戦することは、レースがロサンゼルスとマイアミで開催されることもあり、フォーミュラEがチームからだけでなく、都市も含めてアメリカで継続的な関心を寄せられるということだ。我々は今後数週間のうちにさらに参加チームを発表することになる。11月末までには参戦する全チームについて発表できるだろう」

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