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【F1日本GP特集】2013年のF1もいよいよ終盤戦に突入、日本GPまもなく開幕

2013年09月26日(木)15:46 pm

・開催サーキット
F1日本GPが行われるのは、三重県の鈴鹿サーキット。世界的にも珍しい「8」の字をしたサーキットで、攻略の難しさから、多くのドライバーやファンに愛されているコースだ。

高速コーナーが多いことから、クルマを地面へ押し付けるダウンフォースが重要になる。その一方で、シケインやヘアピンなどの低速コーナーもあるため、クルマとドライバーの総合的な強さが試される。詳しいコース紹介はこちらへ

・タイヤへの負担が大きいコース
鈴鹿サーキットには高速コーナーもあるため、タイヤへの負担が大きい。そのため、決勝ではタイヤをいたわることも必要になってくる。タイヤをいたわれないクルマは、予選で速くても決勝で後退することになる。

タイヤサプライヤーのピレリが日本GPへ持ち込むタイヤは、4種類のうちもっとも硬い組み合わせであるミディアムとハード。タイヤに高負荷がかかるコースのため、この組み合わせが選ばれた。ミディアムはタイヤ側面のロゴなどが白、ハードはオレンジで書かれており、そこで見分けることができる。決勝では、雨用タイヤを使わない限り、2種類のタイヤ両方を使わなければならない。

・優勝争いは?
今季もタイトル争いの中心にいるレッドブルが鈴鹿でも優勝候補筆頭になるだろう。第13戦シンガポールGPを終えた時点で、ランキング首位のセバスチャン・ベッテル(レッドブル)と2位フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)のポイント差は60ポイント。第14戦韓国GP(10月6日決勝)の結果によっては、鈴鹿でベッテルがタイトルを確定させる可能性も出てくる。

また、終盤戦に入ってレッドブル、特にベッテルは、あらゆるタイプのサーキットで速さを見せてきた。そして、鈴鹿は例年、レッドブルが強さを見せるコースだ。今回もレッドブルが優勝候補の筆頭に挙げられる。

来年に大幅なルール変更が予定されていることもあり、まだタイトルの獲得を残すチームも、多くが今季の開発を終わらせ、来年に注力し始めている。しかし、ロータスはシーズン終盤に入ってロングホイールベースのクルマを投入。まだ実戦投入はされていないが、もしこれが実戦投入され効果を見せた場合には、レッドブルに対抗する可能性も考えられる。

メルセデスAMGやフェラーリが活躍することでより白熱したレースになることも期待したいが、両チームすでに来年に向けた開発に焦点を移しているとみられる。そのため、新パーツ投入で戦闘力の向上を期待するよりも、すでにあるパッケージから、どれだけ競争力を引き出せるかという勝負になるだろう。

F1第15戦日本GPは、10月11日(金)10時に開幕。決勝は13日(日)15時にスタートする。

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