フェラーリは2014年、フェルナンド・アロンソとキミ・ライコネン(ロータス)という2人のチャンピオンをそろえることを決めた。だが、それもメルセデスAMGのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグのペアにはかなわない、とメルセデスのモータースポーツ責任者トト・ヴォルフが自信を見せている。
ヴォルフは『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に対し、まもなくタイトルに近づけるチームになれると期待していると話した。
今後3年間に何を期待するかと聞かれて、ヴォルフは次のように語っている。「一層の称賛に値することを証明し、ワールドチャンピオンの本命候補になっていることだ」
「いや、実のところ、3年後にはすでにタイトルを獲得していたい」とヴォルフは付け加えている。
とはいえ、フェラーリが2014年に「ドリームチーム」と言えるドライバー・ラインアップを実現させたことで、現在圧倒的な強さを誇るレッドブルも含め、F1のトップチームに課された試練が一層厳しいものになったと言われている。
ドライバーについて、メルセデスAMGと2014年のフェラーリの比較を求められたヴォルフは、次のように答えた。「今も、我々のドライバー・ラインアップが最強だと思っている」
「その理由は、我々のドライバーはお互いをずっと以前から知っており、さまざまな違いがあってもフェアに競い合えるからだ」
「フェラーリ(のドライバー)が我々のドライバーほど良いハーモニーを奏でられるとは思えない」とヴォルフは話している。
アロンソとライコネンのペアについて同様の見方をしているのが、マクラーレンで2回チャンピオンを獲得したミカ・ハッキネンだ。
「チャンピオンが2人いることで、1000人からなるチームにおかしなプレッシャーが生じる可能性もある」
「良い点はたくさんある。だが、予測不可能でもある」とハッキネンは『Speed Week(スピード・ウィーク)』に語っている。