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ザウバー、エンジン代金割引のためビアンキかマッサ受け入れ?

2013年08月29日(木)11:49 am

フェラーリのドライバー育成プログラムに所属するフランス人ドライバー、ジュール・ビアンキ(マルシャ)。フェラーリは2014年、この若者を「中団グループ」で戦えるチームに送り込みたい意向だ。ビアンキのマネジャーであるニコラ・トッドが明かしたもの。

フランス語のF1情報サイト『F1i.com』によると、ザウバーが候補に挙げられている。ザウバーは来季、フェラーリと新たな契約を結ぶか、さもなければ現在の関係を強化する公算が大きい。そうなると、2014年のザウバーはロシアの新人、セルゲイ・シロトキンとビアンキがコンビを組むかもしれない。

ビアンキが現在乗るマルシャは最下位グリッドの常連だが、そんな中でもビアンキの走りはキラリと光るものがあると、次のようにトッドは言う。

「ジュールが小さいチームで走っているのは確かだが、その存在感たるや、もはや不動のものといって差し支えないだろう」

「若手でこれほどの実績を上げるケースはめったにない」

「フェラーリはジュールの戦績を注意深く見守っている。そして、いずれスクーデリア(フェラーリ)に昇格するにしろ、その前に中堅チームでもっと走りに磨きをかけてもらいたいのだ」

ニコラはF1の統括団体FIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長を父に持つが、同時にフェリペ・マッサ(フェラーリ)のマネジメントも引き受けている。

スイス『Blick(ブリック)』紙は、来季もしフェラーリがマッサの契約を延長しなければ、マッサは古巣のザウバーに戻るのではと伝えた。

『Blick(ブリック)』で古株の記者ロジャー・ブノワは、フェラーリの息がかかったドライバーを引き受けることで、ザウバーは2014年型V6ターボ・エンジンの代金を割引してもらえるかもしれないと報じている。

一方『Speed Week(スピードウィーク)』によると、先週末のベルギーGPで、ニコラ・トッドとザウバーの幹部が話し込んでいる姿が目撃されていた。これこそ、うわさの出元だったわけだ。

しかし、当のフェラーリは多くを語らない。

チーム代表のステファノ・ドメニカリは言う。「今後数週間、われわれは今のマシンを何とかして改善し、フェルナンド(アロンソ)がタイトルを狙えるよう態勢を整えたい。そうなれば自ずとフェリペの結果もよくなり、チームの順位アップにつながるのだ」

「それこそが今のわれわれの目標だ。ほかのことは目に入らない」と、ドメニカリはブラジル『O Globo(グローボ)』紙に語るのだった。

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