優勝争いをするだけのマシンを開発できていない現在、ターゲットはチームメートのジェンソン・バトンであるとセルジオ・ペレス(マクラーレン)が認めた。
チームリーダーであるバトンはしばしば、今シーズンから加入したペレスの走りが攻撃的過ぎると不満を漏らしているが、ペレスは自分のドライビングスタイルを正当なものだと反論。さらにはバトンを倒すことが今の目標だと断言している。
この件に関してペレスは、ブラジル紙『O Estado de S.Paulo(オー・エスタード・ジ・サンパウロ)』の取材に対し、「優勝するに足りるだけの力があるマシンを手にしていないんだ」と前置きをしたうえで次のように語った。
「こういった状況下では、僕の目標は、F1世界チャンピオンに輝いたことのある有能なチームメートを倒すことだよ」
そして、バトンの後ろにつけたときは攻撃をしかけることにしているとペレスは言い、「彼を追い抜いたとき、僕は良い仕事をしたと言えるね」とさえ述べた。
「ジェンソンは僕の仕事の良しあしを判断するためのベンチマークなんだ」
「2014年は、F1にとってもドライバーにとっても、新時代の幕開けとなる」
「新レギュレーションのもと、ターボエンジン、エネルギー・システムを含めてすべてが新しくなる。そして僕たちはそれに適応していかなければならないんだ」
なお『O Estado de S.Paulo(オ・エスタード・ジ・サンパウロ)』のリビオ・オリッキオ記者は、ペレスとマクラーレンの契約は2年間であることから、とりあえず来シーズンもペレスはチームに残留することになるだろうと述べている。