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ピレリ、非常に良好な性能を発揮/F1ハンガリーGP日曜まとめ

2013年07月29日(月)23:32 pm

F1タイヤサプライヤーのピレリは、気温、路面温度ともに高温となった第10戦ハンガリーGP決勝で、両コンパウンドのタイヤが非常に良好な性能を発揮したとみている。以下、ピレリのプレスリリース。

ルイス・ハミルトンが、最高気温35℃という非常に暑いコンディションの下、3ストップ戦略を採り、メルセデス移籍後初の勝利を収めました。ロータスのキミ・ライコネンが2ストップ戦略で2位を獲得した一方、レッドブルのセバスチャン・ベッテルは3位でフィニッシュし、ドライバーズ選手権におけるフェラーリのフェルナンド・アロンソとの差を拡げました。このグランプリの後、Formula Oneはサマーブレイクに入ります。

セルジオ・ペレスとジェンソン・バトン(ともにマクラーレン)、マーク・ウェバー(レッドブル)、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、エステバン・グティエレス(ザウバー)、マルシャの両ドライバーはP Zeroホワイト・ミディアムタイヤで、他のドライバーはP Zeroイエロー・ソフトタイヤでグランプリのスタートを切りました。

上位勢で最初にピットストップを行ったのは、ポールシッターのハミルトンでした。ハミルトンは9周でミディアムコンパウンドへ交換し、この時点でベッテルが首位に立ちました。その2周後、ピットストップを行ったベッテルは、ハミルトンの後方からコースに戻りました。

ミディアムタイヤでスタートしたウェバーは、14周目に首位に立ち、23周で最初のピットストップを行って、新たなミディアムタイヤへ交換しました。同じくミディアムタイヤでスタートしたバトンは、ウェバーとは異なる戦略を採り、第2スティントをソフトタイヤで走行しました。ウェバーは、最終スティントにソフトタイヤを使用した唯一のドライバーとなり、ソフトタイヤの卓越したスピードを活かして10番グリッドのスタートから4位でフィニッシュしました。バトンは13番グリッドからスタートし、7位でフィニッシュしています。

ハミルトンは、31周目と50周目にタイヤ交換を行い、いずれの場合もピットストップに関してイニシアチブを取り、レッドブルの両ドライバーとの差を維持しました。レース終盤、ハミルトンに最も迫ったのはライコネンでした。ライコネンは、2ストッパーながらハミルトンと10秒差でフィニッシュしました。ライコネンとマクラーレンの両ドライバーのみが、トップ10中で2ストップ戦略を採りました。

ポール・ヘンベリー(ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
「極度に高い気温によって、タイヤを含むマシンのパーツ全般が厳しい状況に置かれましたが、両コンパウンドともに非常に良好な性能を発揮しました。幅広い多様な戦略が繰り広げられ、接戦といくつかの素晴らしいオーバーテイクアクションが展開されました。シーズン中でも指折りに暑いコンディションの下、ハミルトンとメルセデスは、ポールポジションからの優勝にふさわしい完璧なタイヤの活用を見せてくれました。レースペースをコントロールしつつ、レース序盤にリードを確立して、直接のライバルたちより先にピットストップを行うという、考え抜かれたタイヤ戦略がハミルトンの勝利に貢献したと思います。2ストップ戦略と最適なタイヤマネージメントでどのようなことができるのかを示してくれたキミ・ライコネンとロータスにも祝福の言葉を贈りたいと思います」

コンパウンド毎のラップタイム上位:
ソフト
1 ウェバー 1分24秒069
2 バトン 1分26秒540
3 ペレス 1分27秒540

ミディアム
1 ベッテル 1分24秒553
2 ハミルトン 1分24秒647
3 ロズベルグ 1分25秒089

インターミディエイト
なし

ウェット
なし

最長スティント:
ソフト 15周(ペレス)
ミディアム 33周(バトン)
インターミディエイト なし
ウェット なし

Truth-O-Meter:
我々は3ストップ戦略として、ソフトでスタートし、13周でソフトへ、26周でミディアムへ、48周でミディアムへ交換する戦略を予想していました。

ルイス・ハミルトンの戦略は、結果的には異なるものでした。ハミルトンは、ソフトでスタートし、9周でミディアムへ、31周でミディアムへ、50周でミディアムへ交換しました。

しかし、我々が予測した2ストップ戦略は、ライコネンに完ぺきにあてはまりました。予測戦略は、ソフトでスタートし、14周でミディアムへ、42周でミディアムへ交換するものでした。ライコネンの戦略は、これとほぼ同じで、最初のストップを13周、最後のストップを42周で行うものでした。

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