F1の統括団体FIA(国際自動車連盟)は、サイドインパクト・クラッシュテストを廃止するとドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌が伝えている。
これまでは、クラッシュテストに合格することがシャシーの認可を取る上で義務づけられており、チームがそれぞれに対策を考案していた。
しかし、ミハエル・シュミット記者によると、FIAはチャンピオンチームであるレッドブルと協力して標準型のサイドクラッシュ構造を開発し、2014年からはすべてのF1カーにこの構造が導入されるという。
したがって、来年は全マシンのサイドクラッシュ構造が同じ素材とレイアウトになると記事は伝える。
「新ルールによって、費用が削減され、安全性が高まる」とシュミット記者は書いている。
各チームは、サイドインパクト用のデザインをしたりテストを受けたりする必要がなくなる。また、標準型の構造は再利用が可能なため、そこでも費用を削減できるという。