2014年シーズンからエンジン規約が大幅に変更される予定だが、エンジンメーカーはすべてのパートナーチームに同じエンジンを供給しなければならない。
しかし、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・ シュポルト)』 は、チャンピオンチームのレッドブルとチャンピオンエンジンメーカーのルノーが、パワーユニットの開発にチームのスポンサーであるインフィニティ、つまり日産の高級車ラインを含められるようFIA(国際自動車連盟)に働きかけているという。
しかし、ルノーの「パワーユニット」は均一化しなければならず、レッドブルだけでなくトロロッソとロータス、ケータハムはみな同じエンジンで戦わなければならない。
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・ シュポルト)』 は、この規約の解釈は28日(金)のモータースポーツ評議会ではっきりすると伝えた。
ドイツでの報道によると、メルセデスもチーム独自仕様のエンジンを求めている。しかし、それでは開発コストがかさみ、予算の額によってチーム間に格差が生まれることが危惧(きぐ)されている。
ある関係者は「インフィニティはその気になれば独自のエンジンを開発できる」と明かしている。