キミ・ライコネン(ロータス)がマーク・ウェバーに代わって来季のレッドブルに乗る可能性が高まるなか、パストール・マルドナード(ウィリアムズ)は、ロータスとの交渉を否定した。
2012年F1スペインGP優勝がマルドナードの速さを証明している。また、母国ベネズエラの石油会社PDVSAからの金銭的支援もある。ロータスにとってマルドナードはライコネンの代役にうってつけと考えられている。
しかし、マルドナードはシルバーストンでスペイン『Marca(マルカ)』紙の取材にこう答えている。「そのうわさについてだが、僕はウィリアムズに100%集中しているよ」
「今日に至るまでどのチームとも話はしていない。これは本当さ。来季もこのチームに残りたいんだ。というのは、僕だけじゃなく、ほかの要素がからんでいるんだよ」
「今後についてはいずれ明らかになるさ」
「このうわさは毎日、耳にするけど、実現する気がしないね。今季のパフォーマンスにはちっとも満足していない。そのことを隠すつもりはないよ。まずは僕らが抱える問題を解決しなくちゃならない」
「でも、僕はチームの大きな可能性を信じている。決して現状に甘んじていられない」
「タイトル目指して戦う道具はすべてそろっているんだ。絶対にあきらめない」と、心境を語るマルドナードだった。