ケータハムとルノーの契約が間近だ。話がまとまれば、同チームのマシンは2014年、ルノーV6ターボエンジンを搭載することになる。
「交渉は最終段階に入った」と語るのは、ケータハムのチーム代表シリル・アビテブールだ。
来季のエンジンサプライヤーの中でもっとも高価といわれるルノーだが、すでにレッドブルとトロロッソの2チームが同社と2014年の契約を結んでいる。ロータスもまた、ルノーのエンジンを使い続けるとみられる。
アビテブールはロシアのF1情報サイト『f1news.ru』にこう話している。「かつて私もルノーに在籍していたからね。全幅の信頼を置いているよ」
「さらに、ケータハムとルノーは共同事業を展開しているんだ。従ってF1もスポーツカーも同じメーカーと取引するのは、大きな意味がある」
「だから私はルノーを大プッシュしているのさ」
アビテブールによると、ケータハム・ルノーの市販車がデビューするのは2016年のことだ。それまでに、もっとF1で結果を出したいところではある。
「時間はあるよ」とアビテブール。「この場合、F1はいいマーケティング・ツールだ」
ただ、チームの株主たちは2016年までの猶予を快く思うだろうか? アビテブールは、「われわれの計画や目標は、よく理解してもらっている」と語った。
しかし、コンストラクターズ選手権11位の現状はチーム設立当初の目標から遠くかけ離れたものだ。
アビテブールは次のようにコメントしている。「問題にはうまく対処するしかない。それが私が株主に見せる誠意というものだ」
「もし、それが不可能なら、私がこのままチームを率いるか否か決めるのは、彼らだよ」