F1へタイヤを供給するピレリとの契約延長交渉が決着に一歩近づいたようだ。
ピレリのモータースポーツ責任者ポール・ヘンベリーは、交渉が遅れていることにいらだちを表し、F1撤退もあり得ると警告していた。しかし、ピレリの会長マルコ・トロンケッティ・プロベラがモナコでF1最高責任者バーニー・エクレストンと会談したとスペインの『AS』紙が伝えた。
「(契約する)条件が整いつつある。あとは経過を見守る」とプロベラは話した。
「実際、バーニーはわれわれに満足しており、こちらも社としてF1プロジェクトに関心を持ち続けている。すぐに合意に達し、すべてうまく収まることを願っている」
またプロベラは、F1におけるピレリのこれまでの貢献に誇りを持っていると語った。
「レースにもっと“ショー”を加えるよう求められた。今のレースの方がわれわれの参入前より良くなっていると思う。そういう意味で、成功していると考えている」
2013年のピレリタイヤについて性能低下が激しすぎるという非難があることについて、プロベラはこう説明している。「数年前のクルマでタイヤを開発した。また、テストの日数も十分ではない」