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フォース・インディアとの交渉を認めたラジア

2013年04月30日(火)10:24 am

ブラジル人ドライバーのルイス・ラジアが、2013年の終わりまでにはF1に戻ることを望んでいる。

ラジアは、マルシャと契約を済ませF1デビューが決まっていたが、彼のスポンサーが契約通りの資金を調達できず、ラジアはF1開幕直前にそのシートを失ってしまった。

そのラジアが、ブラジルのラジオ局『Jovem Pan(ジョベム・パン)』に対し、フォース・インディアとの間にテストドライバー契約を結び、金曜日のフリー走行にも出走することを目指して話し合いを持っていると語った。

「可能性はあるよ」と話したラジアは、次のように続けている。

「フォース・インディアはこの話を進めることにとても興味を持っている。でも、変な話だけれど、僕はスポンサーも必要なんだ」

「チームは悪いようにしようと考えてはいない。彼らは最低でも2年のプロジェクトにしたいと思っているんだ。今年は来年レースドライバーになるための準備期間としてね」

「スポンサーが必要だ。プロとしての仕事をする上で、スポンサーをそれほどあてにしなければならないのは残念だけど、そういうものなんだ」

ラジアは、マルシャの一件が、自身の信用度やイメージを損ねたとは考えていない、と次のように続けた。

「マルシャは僕のことをとても信頼してくれていたし、だからこそ、それほど多くの補償がないにもかかわらず、僕をあそこまで取り立ててくれていたんだ。でも、フォース・インディアではもっと確固としたものを望んでくると思っているよ」

「それで傷がついたとは思わない。状況がああいうことになっただけだからね」

「僕たちにはケーターハムへ行くという選択肢もあったんだ。でも2つの理由でマルシャを選んだ。彼らのほうがいいパッケージを持っていたんだ。ケーターハムは2014年の方により注目していたからね。それに、何度もパット・シモンズ(マルシャ/テクニカルディレクター)と面談したんだけど、彼はとても自信に満ちていた」

マルシャでは、ラジアが失ったシートを得たジュール・ビアンキが、ここまでのところチームメートのマックス・チルトンを大きく上回る活躍を見せ、F1界に驚きを与えているが、ラジアは、自分もビアンキに劣らぬ活躍ができていたはずだと、次のように続けている。

「間違いなく、シーズンを通じてそれを達成することは僕にとって難しいものではなかったはずだ」

「チルトンはまだF1には早すぎたと思うよ。十分な経験を持っていないしね」

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