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メルセデスAMG、2014年のチーム代表は?

2013年04月26日(金)12:13 pm

メルセデスAMGのチーム代表をめぐって、ロス・ブラウンの退任と元マクラーレンのパディ・ロウの就任がまことしやかに報じられているが、この報道はうわさの域を出ないようだ。

マクラーレンの元テクニカル・ディレクターですでに「ガーデニング休暇」の名目でチームを離れているロウは、2014年にメルセデスAMGチーム代表としてF1に戻ってくる、とパドックのそこかしこでうわさされていた。

しかし、2013年シーズンからチームのディレクター兼共同オーナーとしてその腕を振るうトト・ヴォルフは、58歳になるブラウンの現役続行を明言。ロウと同様にヴォルフは、ブラウンの後任におさまるとの声もあった。

メルセデスAMG加入以来の数ヵ月で学んだもっとも有意義な教訓をたずねたF1公式ウェブサイトに、ヴォルフはこう答えている。「いかにロスの力を発揮させるか、もしくはどのようにロスが自分の力を発揮するか、だね」

ブラウン更迭の報道が出始めて以来、メルセデスAMG関係者は一様にこれを否定しており、2013年からチームに移籍したルイス・ハミルトンも例外ではない。ハミルトンは「僕はロスがいるチームと契約したんだ。彼と一緒に働けてうれしいよ」と、ブラウンの続投を望む発言をしていた。

ヴォルフはさらに、「(ロス更迭報道は)特段、驚くようなことではない。誰だってロスには最高の結果を期待しているし、ロスの技術レベルには疑問を挟む余地もないと思っている。ロスは、7回か8回、チームをF1チャンピオンに導いた男だよ」

「一方、私はどうだ? F1参入からまだ3年だ。一語一句残さず、ルイスに同意するね」

もちろん、ヴォルフの発言はブラウンのチーム代表続投を明確に示してはいない。チーム代表にはやはりロウが就任し、ブラウンには技術力を存分に発揮できる別の役職が用意される可能性もある。

それでも、ヴォルフはブラウンのチーム代表としての力量を高く評価している。

「ロスは非常に理路整然としているんだ。正確で、目の前にある一瞬の成功よりも、継続的に結果を残すことに重点をおいている。みんなが余裕をもって働ける素晴らしいボスだよ」

「ロスはチーム代表で、私はそれを変えたいとは思わない」

「まだやるべき仕事が山と積まれているので、チームは安定感を必要としているんだ。チームは初めから、できる限りいい人材を集めようとしてきた。人事に関するすべてにおいて、この点を重視している」

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