NEXT...F1開催スケジュール

F1バーレーンGPで新たなチームメートの確執がぼっ発か

2013年04月22日(月)13:31 pm

レッドブルの「マルチ21」事件に続き、またF1の世界に新たなチームメート同士の確執問題が浮上してきた。今回、チームメート間に敵意が生まれ始めたと言われているのは、今シーズンのスタートダッシュに出遅れ、現在2013年型車の改良にやっきになっているマクラーレンだ。

今季ザウバーから移籍してきたセルジオ・ペレスも開幕3戦は目立った活躍ができずに終わっており、調子をあげる必要があり、プレッシャーを抱えた状態となっている。

マクラーレンのチーム代表であるマーティン・ウィットマーシュは最近、チームの新人メキシコ人ドライバーであるペレスに対し、今年はここまで「大人しすぎる」とし、ときには(ライバルに)「ひじ打ち」を食らわせろと喝を入れていた。

ペレスは21日(日)に行われたF1バーレーンGPで、さっそくそのウィットマーシュの期待に応えてみせたが、ペレスが攻撃を加えた相手は同じクルマに乗るチームメートのジェンソン・バトンだった。

バトンはレース中に無線を通じて怒りの声を上げていたが、レース後には「感情が高ぶってしまっていた」と弁解している。

2009年シーズンのF1チャンピオンであるバトンは、レース中に無線を通じてチームに対し「ペレスを落ち着かせろ!」と伝え、その後再びペレスのクルマとの接触が起こると「どうにかしろよ!」と訴えていた。

バトンはレース後『BBC』に対し、「もう一度そっくり同じことを言うよ。コース上でのレースは素晴らしいものだった。1人だけそうではなかったのはチェコ(ペレスの愛称)だ」と語り、さらに次のように続けた。

「彼は攻撃的すぎたと言いたいね。僕はちょっと驚いたし、多分そう感じたのは僕だけではなかったと思うよ」

バトンがほのめかしているのは、チーム代表のウィットマーシュのことだろう。イギリスのテレビ局『Sky(スカイ)』に対し、ウィットマーシュはすでにペレスと会話したことを明かし、バトンに対する行為は「限度を超えていた」と伝えたと語っている。

「あれはわれわれが期待していたことではない」とウィットマーシュは付け加えている。

ペレス本人も、レース後に出されたチームのメディア向けのリリースの中で、バトンとの間の攻撃合戦は「やり過ぎ」だったと認め、次のように話している。

「今日の僕はサーキット上でちょっと攻撃的過ぎたと思う。ジェンソンとタイヤをぶつけあったのは、ちょっとリスクがありすぎただろうし、ちょっと激しすぎたかもしれない」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック